日報

あるいは遺書

りゅう

消滅

避けられないこと


友だち


自分が嫌いだし死にたい


影が違う方向を向く


渦の中心に手を伸ばす


目を開けていられない


最後の言葉


行かなくちゃ


他の人になりたい


細胞の結合が弱まる


高いところから飛び降りる


スピード


撤回したい


鍵盤を押していく


音楽が聴こえる


他人事のように


グラスの氷が勝手に溶ける


意味がなかった


意味もなく傷をつけて


痕を残そうとする


だらしなく横たわっている


空の底が見える


月の裏側


銀河の遠心力で引き離されて


ばらばらになる


そこにいるのは誰


質問する


感情を注ぐ


耳鳴りの中へ


脈動の奥へ


星が生まれては消えていく


バイバイ


もっとちゃんと話したかった


そんな風に思う、いつも