日報

あるいは遺書

りゅう

円環

その炎


風の吹くまま


行先を告げる


子どもの声


何かになりたくてこれをやってる


感じたことのない感情


論理


初めて自転車に乗れた日


大切な人


今は遠くにいる


屋上に昇れば


鼠色の空


誰かに褒められたい


やったことないことをやりたい


円環


一つ一つに意味が付け加えられる


小さい誰か


約束守れなくてごめん


白い布のはためき


ふっと晴れ間が覗き


底に影がさす


きこえる


右足、左足、ぺたぺた


本能が動かす


記憶の彼方


気のせいが導く


白い方へ


夏が過ぎる


早く死にたい


雫が垂れる


その一瞬に気づいていたい


不思議な夢


鏡合わせ


ゆっくりとゆがむ