日報

あるいは遺書

りゅう

新しい靴

蕾、咲く


悲しかった


冷たい海


新しい日々


どこかで、また


改札の向こう側に消える


頼りない笑顔


鍵盤を順番に押していく


本棚を増やしたい


記憶の片隅


橙色の屋上


何でもいいからもう一度


空中で渦を巻く


どこかに行きたい


雨が降り止まない


仲良くできたらいいね


手のひらの砂


生まれる前からある


新しい靴、新しいカーテン


眠ろう


花の香りに包まれて


愛を連ねる


プリズムが煌めく


今の今の今を知る


可能性


0と1


止まらない言葉


全部抱きしめたい


魚みたいに泳ぎたい


灰色の街


ねじれていく


最初と最後


伝うように


悼みを愛でる