日報

あるいは遺書

りゅう

発疹

家族


冷たい手のひら


橙色を集めて


記憶の集積所


ほんのわずかな雫


神経の束


羊雲の群れ


今日と明日の境目で


二人になる


ラベルを貼り続けている


腰が痛い


歌を歌いたい


輝ける毎日


グレイの日々


とても静かだ


ずっとこうしたかった


もう休もう


毒が回る


夜が忍び寄る


タイムトラベルは楽しい


ぽつぽつと言葉


発疹のように


世界が回る


大地の振動


生きるために生きる


大丈夫、そう言う


彼方から飛来する物体


手を伸ばす、夏だから


美しくなりたい


君がどんな病気であっても


君の本質とは同化しない


頼りない笑顔


もっと入っていけたら


形をなくすまで