日報

あるいは遺書

りゅう

2/6(土)晴れ

毎朝カーテンの裏側で陽を浴びながらコーヒーを飲んでいるので、床にコップの跡がついている。朝食、バナナとヨーグルト。レベル1の頭痛だったのでバファリンを投与。ハチドリに光を当てる。

 

1週間ぶりにツイッターを開く。10件ほど溜まったいいねの通知、悪い気がしない。好きな人だけ入ってるリストを4日分くらい流し見。

 

厚着して外に出ると意外と暖かくて汗ばむ。あまりにも空が青く、ほぼ色が一緒なので、撮影スタジオの壁のように見える。

 

電車の中でかためさんの宇宙日記を読む。手のひらの中でどんどん季節は巡っていき、ついに8月に突入。細胞の中で眠っていた夏の空気がありありと再現され、懐かしいなと思う。この分だとすぐに現在に追いついてしまう。でも、アーカイブを見てみると2017年から記事があるので、これをあと3回も繰り返せる。床の上を滑っていく背後の電柱の影や、ドアの閉まる音が、静かに自分の中に染み入ってくる。

 

いつもおむすび権米衛がある場所におむすび権米衛がなく、パラレルワールドに迷い込んだのかと思いながらパン屋でパンを買う。練習をしながらちょっとずつパンを食べる。テンションが上がりすぎて人差し指から流血し、鮮血がギターに滴る。

陽射しの中で地面に座り煙草を吸う。

なすとはっとりがずっと布袋の物真似をし続けて、涙が出るほど笑った。

 

餃子酒場でゲーム大会。脳トレの絵を描くやつはまるでできなくて、みんなにバカにされる。テトリスはハンデを最大にしてもなお実力の差は歴然、日頃の練習の甲斐もあり俺の圧勝となった。ぷよぷよは全員弱かったけどその中でもひときわ俺が弱かった気がする。ゲームをやりながらものすごい勢いでひとり言が飛び出てしまう。梅酒のロックを2杯。煙草を2本。茄子の山椒揚げが美味しい。脳を消費し、かなり疲れる。でも永遠にやり続けたいと思うくらい楽しい。ゲーム機は人と人の心を繋げ豊かにするのだと思った。しばらく脳内でテトリスのブロックが落ち続ける。

 

矢のように時間が過ぎ去り、いつの間にか夜になっている。外に出ると寒さが柔らかい。ビルの気温計には12℃と表示されている。このまま春になってほしいけど、そうもいかないか。

 

なすは熟女の物真似が上手い。

 

ブックオフぷよぷよを買う。来週は絶対負けたくないから家で特訓する!

 

1年前くらいから死にかけていたイヤホンが完全に死ぬ。

 

町田で奈緒とエビン、シーフードカレーとマンゴーラッシーを注文。奈緒はいつもチーズナンの一番美味しい部分を分けてくれて、いい子だなぁと思う。

疲れているのか、半分夢の中にいるかのような気分になる。とはいえ鬱は来ておらず、脳は活発で、ペラペラと喋りまくる。精神状態と身体の疲れにはさほど相関はなさそう。ずっとこうならいいのに。

無音だった店内に突然スーパーマーケットで流れるような陽気なミュージックが流れ始める。

 

奈緒にバレンタインデーということで高級そうなチョコを貰い、見た目がとっても可愛かったので高い声が出る。今日はお腹いっぱいだしシュークリームもあるので明日食べることにした。それにしてもバレンタインって、まだ早くないか?