日報

あるいは遺書

りゅう

10/29(月)晴れ 努力教信者

何故か昨日から白くなっている。でも、昼頃からひょうきんな態度を取れるくらいの余裕が出た。昨日の夜は、「無理になってきた時に聴くプレイリスト」をシャッフルで再生しながら、「無理になってきてる人のアカウント」を集めた非公開リストをただ無心に眺めたりした。

オーナーの差別的な発言に苛つく。以前人づてに聞いたことのあるホームレスについての発言を、昨日直接聞かされてしまって、ムカつくなぁと思いながらも何も言えず、それを今日まで引きずっている。実際は何も言えない臆病者のくせにめちゃくちゃ喧嘩する妄想をしてしまう。オーナーと政治的な理由で喧嘩したい、あなたにはわからないでしょうね!!!などと怒鳴り、そのまま辞めたい。あなたみたいな考えの人がいるから格差がなくならないんですよ!!!とか言って。
鼓動さえ普通の速度を保ってくれればそれが出来る。いざ人に怒りをぶつけなければならない時、鼓動の速さが2倍になり手足がブルブル震え顔が真っ赤になり場合によっては泣くことになる。そんな状態で言葉なんて出るわけないだろ。冷静に怒れる人羨ましいって思うけど、これはある種無意識に身に付けた処世術のようなもので、結局はこの致命的な弱さによって救われている。弱者として生きることによって、媚びへつらうことによって、破壊的思想で自爆することなく、今日までなんとか社会的に死なずにやってこれた。

気のせいかもしれないけど職場にいる高校生のアワスと柏葉が最近仲良さそうな感じがして、混じりっ気のない気持ちになれそうだった。そういう姿をもっと見せつけてほしいと思った。

タマンが5分くらい消えたと思ったら髪型がオールバックになっていて笑った。

「生ける屍の結末」をかじりつくように読む。
俺は、調子が良いときに調子に乗ることができるだけで、本当の意味で努力したことなど一度もないんじゃないかと考えた。音楽は別に発作的にやってるだけだし、少なくとも努力しましたと誇りを持って人に言えることは何もない。唯一言えることは、今生きていること、存在していること。頑張ってます。でも、こんなにも頑張らないと存在もできないのかよと思って、虚しくなる時も多い。何のために頑張っているのかはっきりしないからだ。
生きてることが好きで自分のことも好きなら、こんな風に虚しくなったりはしないんだろう。

奈緒が、レノン(という名前の海亀のぬいぐるみ)のバッグをつくってくれたのが、最近あった一番良いことだった。
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奈緒との日々を失うことが、何よりも怖いなぁ。
俺は奈緒にさえも怯えているんだよ。