日報

あるいは遺書

りゅう

10/8(月) 曇り パパ活の街宣車

朝起きられなかった。家を出る10分くらい前にようやく起きて、支度した。今日は奈緒と一緒なので、一緒に家を出る。ありえないほど眠い。調子が悪いので、気分も沈んでいる。天気もあまり良くない。
やっぱり、昨日変な時間に熟睡してしまったのがよくなかった、結局寝る時間遅くなって昨日の疲れを引きずっている。もうちょっと意識して生活習慣をちゃんとしたいと思っている。じゃないと、心がもたない。

連勤が続いてプロのコンビニ店員として仕上がっているせいか、レジに立った瞬間に少し身体が軽くなる感じがした。
連勤は今日で最後。祝日だから暇。てんやわんやすることもなく、一緒に入ってるメンバーも、奈緒と遠藤さんと、優しい人たちに挟まれていい感じなので、朝の暗い気持ちから一転、リラックスして過ごせた。
一昔前の夕勤みたいに、ただ駄弁るためにレジに立ってる感じ。
コンビニの仕事自体が好きなわけではないので、周囲にいる人間によってかなり左右されてしまう。今日は良かった、助かった。
あと、またモンスターを飲んだ。もうやめたい。家計が圧迫される。

疲れない方法について調べた。
対策の一つとして、水をいっぱい飲むというのがあるらしい。
水分が足りなくなると血液の濃度が上昇して、血流が悪くなる。脳にも充分な血液が行き渡らなくなり、疲れてしまう。
1日に2リットルくらいを目安に、飲むといい。
「喉が渇いた」時にはすでに水分は足りなくなっている。なので、渇きを感じる前に、こまめに水分を補給する。
食前食中食後は、胃液が薄まるので、あまり飲みすぎない。
スポーツドリンクは糖分が多すぎるので、避ける。コーヒーや紅茶なども、結局はカフェインによって水分が失われるので、あまり好ましくない。
水で体調が改善されてモチベーションが保てるなら、モンスターなんていらないよな。効果あるかわからないけど、これからちょっと意識しようと思った。
睡眠の質を上げる方法とかも調べたかったけど、休憩時間が足りなくて無理だった。今度調べる。
とにかく、疲労によってやりたいことがやれないという状況は、かなり情けないので、なんとかしたい。
社会の底辺に位置するクソアルバイトマンなので、何をするにも時間が足りなさすぎる。そのことに、最近ようやく気付いた。少しずつでも効率を上げていかないと、現状維持で毎日が過ぎていくことになる。それはダサい。

おっさんに貰ったアリナミンV飲んだら疲労が軽減された。初めて飲んだけど、カフェイン摂取したときの高揚する感じとは違って、いつの間にか疲れが消えている。成分表を見ても、確かにカフェインの記載はない。味は不味い。
夕方になってもへとへとにならなかった。

ウーにフライヤーを教えた。俺は教えるのが下手だし、ウーも日本語が下手なので、伝わっているのかどうか謎な時がある。
奈緒がかなり教えるのをやってくれたので助かった。
奈緒は、英語も喋れないし日本語の使い方も間違いまくっているくせに、何故か外国人と話すのが上手い。相手の感情、言いたいことを汲み取る力がある(俺がなさすぎるだけかもしれないけど)。
台湾旅の時も同じことを思った。ジェスチャーと英単語だけの会話で、俺はまったく意味がわからないのに、奈緒が理解しているということが何回かあった。ひとりが好きとか言ってるし変人扱いされることも多いけど、本当は共感性がかなり高いんだと思う。

スタジオまでの間暇なので、アルバイト終わってから、奈緒と出かけた。
TSUTAYAに寄って「リーベンクイズ」というドキュメンタリーを借りた。戦時中兵士だったおじいちゃんたちが、アジアで行った虐殺の経験などについて語るという内容らしい。
そのあと、マルイの屋上庭園に行った。8階のスタバで抹茶ティーラテを奢ってくれた。ファミマの抹茶ラテをミルクだけで作った時とほぼ同じ味だった。
庭園に入ると、最小限の光で薄暗くて、地上の音も届かないから静かで、とてもいい空間だった。綺麗に整備されていて、ベンチもかなり座り心地が良い。そして、人が少ない。いたとしても、薄暗いのであまり見えないから、気にならない。これは穴場。
奈緒は、たまに一人でここに来るらしい。俺も、一人で来ようかなと思った。これからの季節は外で過ごしやすい。昼間に来てここで本でも読んだら、気持ち良さそうだ。そんな時間が捻出できるかどうかは謎だが、この場所は覚えておこうと思った。
噴水の向かい側に、薄暗いのをいいことにありえないくらいめちゃくちゃペッティングしているカップルがいて、少し気まずい気持ちになった。俺たちは30分以上いたと思うけど、俺たちが来る前からペッティングしていたし、俺たちが帰る時もペッティングは続いていた。
とてもここがマルイの屋上とは思えないほど濃厚に身体を貪り合っていて、ショックを受けた。そのカップルがいるベンチだけ、家のソファーみたいになってた。ずっと同じことを続けられるのがすごいと思った。

19時からミュージックシティで久々の屋根スタ。3週間ぶりくらいか。忠は「絶対間に合う」とか言いながら、相変わらず3分くらい遅刻。
俺がスタジオ休んでいる間に、「ひかり」がすごい良くなってて感動した。BPMがかなり遅くなっていて、それがぴったりハマった。そぼふる雨を連想した。とぼとぼ歩きながら、激情を内包した虚無、って感じ。
あとは、音が聞き取れなさすぎてほぼ何もわからなかった。何しろ狭い。7畳だ。みんなと仲良くなれそうなくらいに、距離が近い。忠がエフェクター広げただけで、もういっぱいになってしまう。予約したのが直前過ぎて、ここしか空いてなかったらしい。耳がイカレちんぽになった。

帰り道、パパ活専門のアプリを宣伝している街宣車を見かけて、コバが「頭おかしいだろ」と言っていた。「俺はお金持ちになっても絶対やらないようにしよう」とも言っていた。

屋根折り、俺の気持ちの中で色々あったし、今も現在進行形で揺れているところはあるけど、やっぱりこの輪の中にいると楽しい。久しぶりに会ってそう思った。
楽しいだけじゃ意味ないし、俺はメンバーのことを全く信頼していない。
あまりにも今更すぎてあれだけど、みんなで何かする、 っていうのが根本的に苦手だ。別に、その欠点を補ってくれる感じでもないしなぁ。
俺は、色んな問題を保留したままの、卑怯でだめなバンドマンかもしれない。でも、今屋根折りをやめるのはやっぱり怖い。
そんなに音楽から離れちゃったら大変だと思う。
覚悟のない文章になってきてるな。
でも、今日は良かった。たまにこうやって、全部を含めた音それ自体に感動する時がある。この感じは、多分、俺が家で一人でPCと向かい合っても作れないだろうな、と思う。
一瞬だけ輝いても、それがなかなか軌道に乗らない。そんな感じ。乗せ方がわからない。どこを目指せばいいかわからない。
安田のドラム好きだ。ベロシティ300くらいの壊れそうなリズム。

帰りの電車で日記書いたけど、全然間に合わなかった。ここまでの半分くらいしか書いてないのに、町田に到着。
全然時間が足りねえー。この量、もっと早く書きたい。30分くらいで。もっとホイホイ言葉が出てくればいいのに。要所要所で考え込んでしまう。ずっと続けていれば、早く書けるようになるかな。
アウトプットは楽しい。あの出来事に、心象に、一番似合う文章を考える行為。一日一日を記録するのが目的ではなく、一日にあったことや考えたことを材料に、アウトプットそのものを娯楽として楽しむことを、意識している。その結果として俺の表現者の質がちょっとでも上がればラッキー、と思っている。でも時間も体力も足りなくて、中途半端になりがち。至らない。

晩飯は、炊き込みご飯炊いてくれた。量がいっぱいあって、明日も食べれるので嬉しかった。