日報

もしくは遺書

10/7(日)晴れ タフ

アルバイト8時から17時。
最近バイトしかしてない。連勤が続いて、プロのコンビニ店員として仕上がってきている。働いてる時は楽なんだけど、何かが麻痺している感覚。
人類が社会をシステム化させすぎたことの弊害ではないだろうか。文明の発達に対して肉体の進化が追い付いてないのだと思っている。社会っていうのは、ほぼ脳みそだけで運営されているので、おかしなことがたくさん起こる。
最低限のインフラを享受しながら、人間らしい生活を送るためには、莫大な量の人間じゃなくなる時間が必要になる。俺はレジを打つ機械。何を言われても「申し訳ありません」と言わなければいけないことが、マニュアルによって定められている。
もちろん、麻痺していた方が生きるのは楽だ。それはそうだ、人間は社会的な動物で、無意識のレベルで社会に合わせていかなくちゃいけないから。社会は「部品」がないと成り立たない。日本社会がとりわけ過剰なだけかもしれないけれど、役割に人格を飲まれるまでしっかりとやらなくてはならない。
周囲にたまたま心を許せる人がいて、よかった。普通の会話ができるっていうことで、ほんの少し救われている。

中村文則の「その先の道に消える」を行きの電車でちょこちょこ読んでいる。
チープだけど、引き込む文体だなと思う。表現力というよりは、リズム感によって、深層心理に連れ去られる。すいすい読んでいるうちに、いつの間にかのめり込んでいる。
ちょっと首をかしげるような表現もあるけど、そういうところも含めて癖になる。
ちょいちょい挟んでくるうんちくタイムみたいな場面も結構好き。普通に勉強になる。
今回の作品はエロ描写が比較的多くて、読みながら疲れる。朝の電車で官能小説読むのは、結構精神的にあれだ。
しかも、エロに関する表現が稚拙。2ちゃんねるのスレに貼ってある台詞付きのエロ画像とかとほぼ同じレベルの安易な妄想みたいな文体。わざと狙ってやってるのかな。あえて安っぽくすることによって、虚無が透けて見えるような。しかし、読んでてキツい時ある。

「紙袋に入れないと怒り出すおっさん」が今日も来て、親しげに話しかけてきたと思ったら、何故か俺にアリナミンVをくれた。
どういう魂胆だろう。俺もしかしてこのおっさんと仲良いのかな?俺は反応に困って、ニヤニヤしながらありがとうございますと言うしかなかった。
あのおっさんの考えてることがわからない。会話も、全部ひとりごとの延長みたいな感じで、ほとんど半分くらいしか聞き取れないし、突然怒り出してきた過去があるので、結構恐い。苦手だわー。
俺は今日もモンスター漬けなので、アリナミンVは明日飲むことにした。

会計終わった商品持ってきてTポイントつけてくれっていうおじいちゃんがきて、タマンが変な意地を張ってできないですとしきりに言い張るので、俺が代わりにやってあげた。

今日は、止まらない怒りに支配されることもなく、自分自身の暗い過去に囚われることもなく、そんなに忙しくもなかったし、ある程度リラックスして平和に終えられたと思う。
ただ、もう疲労がしんどい。嫌だ。疲れない方法ってないのかな。考えてみると、疲れてない時なんてほとんどない。調子が万全な日、週に1回あるかないかくらいしかない。俺は、タフじゃないな。

家帰って、とっくに届いてたMDR-CD900STをようやく箱から出し、Logicをちょっと触るが、あまりの疲労感に脳がPCの画面の中に吸い込まれそうになったので、ほとんど何も進まないまま、2時間くらいしてから寝た。
22時に一回起きたが何故かまた寝て、起きたのは50分後だった。またやってしまった。奈緒が帰ってくるまでの間にビーフシチューつくろうと思ってたのに。