日報

あるいは遺書

りゅう

←ママ

精子というのは子宮以外の場所に出されるべきではない、本来は。そうですね?はい。見せかけの笑顔が愛おしい。そうですね?はい。廃墟ですここは。ひとりぼっちの感覚。鈴虫うれしい。15の夜から、今まで書き溜めたノート、すべて、その言葉の群れを、人工知能は1秒以内にスキャンする。そして確実に的確な紡ぎ方、美しさ、それだけを目指してブレないから、今日も容赦がない。そう、太陽のように。遠のいて、近づいて、遠のいて、近づいて右左回転。神は死を与えてくれた。わかってるか?拷問されたって。だけどこの世界の使い方をぼくは知らなかった。それをあらかじめ知ってさえいれば、あの時初めて放出された遺伝子の情報は、今頃、小学校2年生か3年生くらいだった。私は数え切れないほどの殺生を重ねました。殺して生きて殺して生きて殺して、深刻なエラーの二重螺旋状の渦が下へ、いや上へ、いや横へ?墓があるよ。顔があるよ。その生々しさを隠し通せると思っているのか?また君を犯してしまった。セオリー通りの後悔をする。排水溝に流れていく。虫が君の内部で増殖して、たくさん卵を産み付ける。その卵が孵化するまで何年後、何十年後、金を蓄えて、金を降ろして、隠して、怒って泣く。嘘をつきました。汚れた嘘や美しい嘘なんてものはない。結果だけを重んじている。スポーツマンだから。スポーツマンシップに則って。銀メダルや銅メダルなんてものはない。だけど金メダルもほんとはなくて、セックスをしている。俺は全く興奮をしていない。俺は冷静に天井を見上げている。抑制されている。記憶。季節。機能。木が伸びて気が抜ける。違う。血が。赤。母。ママ。伸びる伸びる伸びる伸びる伸びる。悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい←嘘嘘嘘嘘嘘。←ママ。ふりがな。どうかな。いや、ははは。まだかな。そして抑制されている。そして阻害されている。そして車道に飛び出して舌を噛み切る。新聞は真実を伝えない。ニュースキャスターはセックスをしている。家電量販店という文明の地獄でノイズミュージックを奏でる。懐かしい破壊をする。懐かしい夏に。懐かしい秋に。繋ぐ。手を繋ぐ。知らない町。嫌いな町。意味がない町。意味がない地面。汚れる、4回回る。よろしくお願いします、影に。月に。空に。ぼぼぼぼくは、ぼ、ぼくは、ぼくは。つたえ。伝え。蔦へ。登り。たまえ。かなしめ。心とここをこのように殺して、子供を産み続けて連続して産み続けて休むことなく、情報の洪水が公開され、航海するルフィや仲間たちのその影が集まって圧が増え。向かえ。使え。自分自身。他人自身。震災後。七五三後。産後。珊瑚礁。混ざりまくってどろどろで不可思議で意味不明。かわいいしかっこいいしきれいだしきたない。きも。反発否定苦しい狂おしい愛が、愛が溢れています会いに、会いに行きます溢れて地面に。地面と海綿体と三者面談をしてまぐわう、結局は、また、何年も、最終的には、いつもそう、必ず、絶対に。わかっている知っている、脳細胞の一つ一つがそう叫んでいるのは、代わりがいない、誰も知らない、わかっていない。一つの循環。エグい穴。ブラックホールやホワイトホール、リアリティーと。破壊の人。破壊の腕。歴史がこぼれ落ちるポロポロ、ポロポロ、涙みたいに、ポロポロ、果てがないキリがない嫌いだ、ポロポロ、それを見てるそれを眺めるそれを傍観するぼくは、ぼくを、上から、みおろす、神のように。影を、踏むように。愛してるよ。家族。4歳。まだ知らなかった。説明書が読めなかった。言葉がこぼれ落ちた。遺伝子がこぼれ落ちた。やっぱり泣いていた。だけどそれを知らなかった。まんこから出る時大変だった。モザイクは不必要だった。誰も修正できなかった。その愛を誰も記録できなかった。誰も作品にして値段をつけて市場で流通させることができなかった。真実を電子レンジで温める。君は生きている。生きているとしよう。君は生きていると仮定して、そこから始めよう。鬱陶しい嘘をついて鬱陶しい雨を浴びて鬱陶しい声をあげて抵抗するのを押さえつける。圧倒的な力の差があるなら、それを感覚することもない。それを誰もが知っている。それを誰もが体験したことがある。星のようにまたたいている。これ以上何も記録しなくていい。見なくても聞かなくてもわかる。知ってる。わかってない。知ってない。知識を捨てる。老人になれば。宗教になれば。声をあげるただ声を。存在の証明としての声、というかそのトーン。意味なんてなんでもいい、君の、君だけの、固有の、トーンで、喋っていれば、車は止まり、幼稚園児は泣き止む、雨が降ったり、晴れたりしながらね。銃を買ったんだ。透明なね。怒ってるの?ねえ。迷惑をしたから。天に伸び続けろ。重力に抵抗しろ木々。そのようにプログラムされていた。裂け。叫べ。酒を飲め。避けられて。覚ました。目を。開けた。受け入れた。方角。妨害電波。当たり前。普通。ありふれた。階段登る階段降りる階段目を覚ます階段目を閉じる。君はぼくに比べて圧倒的に静かで、君はぼくに比べて圧倒的に優しくて、君はお母さんに比べて圧倒的に上手くできて、君はお母さんに比べて圧倒的に優しいね。君は。君は眠っている。君が眠っている時の世界だよ。君が飼いならした悪魔。君が触れた異次元のボタン。君の記念日、君の唇、君のもの、君のもの。リストアップしたものを片っ端から削除していく。もはや歌っていないとぼくはぼくを保てない。だから閉じ込めないで、コンクリートの箱に、檻に、無機質な愛や憎しみに、図形の中に、海に、出口をください。呼吸をきかせてください。呼吸を響かせてください。部屋に。海に。子供の体内に。惑星だよここは、重力だよこれは。半強制的なラップで、ファシストになって、歪な王国で中出しをして、味噌汁とカレーをつくって食べた。風呂に入った。ぼくはなにもしない、ぼくは、なにも、しない。胃洗浄。白いゲロ。何をつくった?1秒以内にスキャンして調べろ。思い出の場所Googleマップ。立ちはだかる。世界を征服している。俺は言い訳で世界を変える。ぼくは童貞じゃありません。ぼくは童顔じゃありません。性欲と生欲、コンプレックス、馬鹿阿呆ドジ間抜け、死ね、シネマ、ガラクタ、片輪。地面が柔らかく裂ける。ガラスが柔らかく分解される。大きな口が柔らかく開いて食べる。見ないようにしてきたすべてのことが今目の前にある、実際にある、幻覚じゃない。触れるし抱きしめられる。手を伸ばせば、距離を詰めれば。どこにいるの?誰と会うの?堕落するの?質問する。何が残るの?何を残すの?残された人はどうなるの?質問タイム。法律で処罰されますか?法律で居場所を失くされますか?法律で切り刻まれますか?法律で守られますか?会話をする。向かい合って。夜の中で。電気をつけて。電気を消して。電子レンジで温めてクーラーで冷やしてドライヤーで乾かして。昨日のご飯。一昨日のご飯。音もなく大人しく自殺したすべて。帰り道を失くす。眠る場所を亡くす。悪夢が侵食する、壁から天井から隣の部屋から。咳払い、菌。だめだ。舐めた。俺は22歳で、君は27歳で、あの人は85歳で、あの人はまだ0歳で、じゃあ7年後は?8年後は?そう、延長線上。卵焼きを焼く。頭痛を炒めて、粉々にして、小麦粉を子供にまぶして、子供は笑ってる、大体笑ってる、かなりの高確率で嬉しそうにしている、大概はそうだ。そんな風に組み立ててそんな風に優しくした。君は優しくできた。ぼくはできなかった。延長線上。逃げられない。どこまでも追いかけてくる。違う、常に密着しているんだシャム双生児のように。