日報

あるいは遺書

りゅう

過去大好き


毎日あなたを消費して恐怖する。ギャップというか乖離というか日常の隙間に植え付けられたグロい卵が孵化。誰の子供か知らないけれど。幸せを騙す。幸せで遊ぶ。生命。大人になったら楽しいことばっかりだ。心なんて薄い、ただ身体の表面に張ってる膜。夕刊の言葉は汚くて雑。週刊誌が飛ぶように売れるのは誰もが目を覚まして生きたいから。音楽が全然売れないのは誰もが目を覚まして生きたいから。そんな場合じゃないんだよ誰も。幸せを振りかざし、幸せに引きこもる、そうしないと大変なことになってしまうんだ。だから、あー。上手いこと言った気になってるんじゃないぞ。向き合ったって無駄なことの方が多い。今日もコンビニのコーヒー飲む毎日毎日、恐ろしいくらい消費してるし、いつだってほとんど今日の記憶しかないのに、目に見える結果として、数値として、寒気がするほど、ぼくひとりの居場所は縦に長すぎ。君にも、友達にも、知らない人にも、生返事を繰り返しまくるよ。快楽。ダンス。生まれてから空の青さを知るまでの間に考えたことってなんだったっけ、時間が幻だとしたらいつでも戻せるはずなんだけど。それより眠くなってきたから、そろそろお互いに破壊し合って痛みという絶対的な真実の中に生きている実感を探す遊びしようよ、ひとりではあまりにも余る。良い加減にしたい。そうだ、とても、良い加減になればいいなぁ。泥マジで美味しい。苦悩することがアイデンティティーみたいになっている。にも関わらず、本能は苦悩を避けて通ろうとする。甘えるな。負のロック•リーになれ。法律で罰せられたい。赤ちゃんの頃はこんなことになるなんて思いもしなかった、奇跡的な確率の、連続だ、良い意味でも悪い意味でも、悪い人になった、ぼくは。しかも臆病な。馬鹿でいい。誰だっていいし、どんなカテゴリーでも甘んじて受け入れるから、せめて安全な馬鹿でいさせてくれ。ミクロ単位の発作。全く同じことを言い方を変えて言い続けるだけ。もうそれで人生が終わってもいいや。どこにも行けそうにないや。足が疲れたし。時間とはふざけている。言葉がうざったい、聞いたことあるし。学校に行きたくなかったけど結局は行った。色々なんか考えてるのかもしれないけど、結局人間はセックスをする。お前の脳みそはその程度なんだよ。だけどせめて人を殺さないで。安っぽいBGMに乗せて手探りで、慣れた足取りで、痛みも不快感も麻痺して、鳩みたいになって投げやりに平和に飛ぶよ。欲望や目眩やその他。何にでも値段をつけていくよ。君の笑顔の値段なんて怖くてつけられないよ。だって家賃や光熱費や保険や税金を払っていても、いつ一つのミスで全てが台無しになってしまうかわからない、意識はいつも狭いから。夜が足音立ててどんどん濡れていく、くるくる回って遊ぶのは誰のため、おかあさん、夜が足音立てて。もう終わりにしませんか、いいから、なんとなく全部目を閉じるように手を伸ばすように。明日はあるのか。ていうかお前は誰なんだ。東京とか言ってうるさい、なんていうかどうでもいい、ええと、またそれか。だから子供になっておかあさん?赤ちゃんプレイしてくれるお店。お金。あれば行けるけど行くのか?犬。細胞が閉じこもってごちゃごちゃしている、ひそひそ話、イヤホンから漏れてくるシャカシャカ、まじで。情報がいらない。関係がいらない。夜と朝の連続がいらない。ヘリコプター炎上。綺麗なお姉さんいらない。都合のいい友達いらない。ヘリコプター炎上。炎上するたびに忘れてく思い出を酒で流してくむりやりだよ、無理があるんだ、何回も言われる。土に潜りたいし宇宙人に会いたい、BPMが早いけど疲れたとか言わないよ、努力が足りない。完璧な姿になりたい、太陽のように残酷とか優しさとかどうでもよくなるレベル。苛立ちはコンクリートで海に沈めて、その深度で、一体何が見えるんだろう。何も見えなくなった時、何が見えるんだろう。不思議だ、感覚、ひとりだ、ひとりだと大変だ。コントロールできないハンドルをただ持たされている、無駄が多いし意味がわからない、減らせ。歩くスピードで殺していく。細胞ひとつひとつ。卵かけご飯食べたいあなたと。振り切った時後悔した。こわかったものがたくさんあった。笑顔も、涙も、全部こわかった、深夜だし。時計は狂っているけど。壁が迫ってくるから。皮膚を貫通していくもやもや。巡り狂っている季節が、阿鼻叫喚、ヨドバシカメラは文明の地獄だ。様々な形、そして様々なプライス、ラビリンス、自分がどこにいるのかわからない夜だから。迷子になって迷子になったことすら忘れている子供だから。あの山を越えたら、何があるのか前から気になってたんだ。自転車もあるし、きっと坂を降りるときに風が気持ち良くて、その皮膚感覚だけで一生分の幸福を使って、あとはざわざわしている怪物が、木々の隙間の、ぬかるんだ、部分に。ああ濡れているんだ。そうか。物質ではない物質。東京で暮らしている。どうしてこうなったのか、覚えているけど覚えていない。人間のことを記号のようにしか感じられない。ただ同じような窓の光が、消えてしまうことが、それだけが、笑顔が、こわいんだ。自分が人間だなんて信じられない。ドラッグに手を染めた人間はそこで一瞬で人生の目標を達成してしまうから、その後何もすることがなくなってしまうから、人間を辞めざるをえなくなる。それは困る。時間がなくなってきたよ。モンスターペアレント、叫ぶ。新興宗教。ぼくは、それが目の前に現れた時に、どんな風に対抗すればいい?新宿で女体がうねってる。小便と大便、ゲロと光。なんでも輝かせればキラキラ、星粒を詰め込んで、また新たな建造物を。自分自身の姿に似せた醜い建造物をつくるんだ天まで。バベルの塔なんてそんなに難しくもないし、言葉と言葉と言葉があるなら、唇をくっつけて、破壊し合おう、涙でもキラキラ流して。ふざけんなばか。声が聞こえる。誰かが誰かの腹に刃物を突き立てて、一秒前と一秒後。学校でも、仕事場でも、家でも、ステージでも、路地裏でも、夢の中でも、どこでも、はいそうです、前と後、一秒の。するする。すり抜けてすれ違い、あなたはぼくのなんだったのかと殺される直前に思って、質問だけはいつも溢れるけどまた今回もどうしようもないわけですし。あ、神いるよ。飛翔。人間が想像できる程度のことなんてこの世界に全て内在されているに決まっているじゃん。いやそんなことよりもリアルに立ち返れ、今から、人間と対話できないとしたら、ぼくは居場所も行き場所もなくなって、心底怯えているんだ。砂浜で誰もいなくなって。誰も見ていない時に、ぼくの皮膚はどろどろ溶けて、なんでもかんでも中身が溢れ出る、だけど重力の影響を受けているから、それはいつまでもここにだらしなく横たわったままで、結局は物質で、物質は大体貨幣に変換されて、穴だらけでも、ミスを連発しても、まあなんとなく上手くいくようにできていて、もしくは上手くいっているように見える、ようにできている。はい、破壊。はい、死滅。はい、逮捕です逮捕。21時37分。無意味な記録を取る。誰にもどこにもどうでもいいもの、の中に、入って抜け出せないというか、抜け出す気もない、大好きな曲を聴く。人生の中で何回も聴く。死ぬ前にセックスしようよ。ねえ死ぬ前にセックスしよう。大麻大好きだし、ヘロインとかガンガン注射しちゃおう、死ぬ前に死ぬ前に死ぬ前に、だって死んだら終わりだしね、だって死んだらさようならでしょうあなたとも。さようならっていう響きはちっともきれいじゃないよ、むしろ卑怯だ。人類はその卑怯な方法に頼りっぱなしで、何かに依存しないで生きられない。不条理。変な顔。の上の街。の中身。の至るところに漂ってる空と、なんか意味ありそうな太陽。だけど太陽に話しかけていると頭のおかしい人のように思われる。直視できないし歌ったりもしないけど、なんか意味ありそうなのはなんで?昼間から酒飲むと美味いんだ、公園とかでさ。公園には大体ベンチがあるから、そこにだらしない感じで座って、過去や未来のことは特に考えてなくって、今ここにある感覚が少し優しくなったような気がして、まあ優しさなんて信じてないけどさ。あれ?ここどこだっけ?ここ何駅?何駅で降りるんだっけ?でも対象がない。色々思い浮かべてみても、対象がなくなって、無理にでも君とか友達を登場させたって、それはぼくの中では記号でしかないようで、さみしいよ。助けにきてよ。なんでもないような声で、電話して、明日の待ち合わせの確認をして、あれ、でもお前誰だ?無音。全てを含んだ沈黙だ。だから、この世界は良いとか、悪いとか、ではなく、そういう風に捉えるから、不幸じゃないことも不幸になっていくから、空になりたいって思った人の気持ちわかるよなんとなく。戦闘機に乗って、街を焼いて、また街を焼いて、サイレンを焼いて、家を焼いて、また街を焼く。そういう仕事だと思えば納得できる、そういう仕事だと思えば。みんなそう思ってやってきたんだ、お前が殺したわけじゃない、この手で血を流したわけじゃないよね。感触。感じて触る。伝わってくるもの、流れ込んでくるもの、目に見えない管を通して、血液まで。血液は全身を巡り、脳を通過する。さあ、様々な情報だ。どうする?逃げる。逃げるという概念。不思議だ。逃げているのか、追いかけているのか、もうよくわからない、前進しているのか後退しているのか、もうその二つが癒着して、それがひとりということ。だからもっと散歩しよう。次々に現れる看板の文字をぼく読むよ。ぼくはわかっている。ぼくは知っている。柔らかい感触がほしい、感じて触りたい。ああ、堕胎されなくてよかった。あ、血が出てる。空が青くて大きい。あ、血が出てる……くしゃみをする。細菌が舞ってる。まあ目に見えないしいいや。好きにしてくれ。とつぜんぼくは泳ぎ出す。どうすればいいんだろう。ここはどこ?何回目?この感覚がアイデンティティーみたいになってる、でもそんな自分を誰に見せるのかな、ブログにでも書くのかな。振り返ったら負ける。潰される。だからなんでもないようなフリでもしながら、愉快に、気楽に、深呼吸して、さあ、膝枕がいい、膝枕がすきだ。髪の毛の匂いがすきだ。そしてバラバラになるよ、宇宙で。行ったことないけど行ったことある、場所で。魔法使いのフィールド。詩人。わけわかめ。新しい生命。手帳に書いた予定通り進めばいいな、せいぜい。背伸びして、背伸びして。可愛い日々はおぞましいデーモンが持ってった、そのデーモンを探してる、探したくないけど、絶対言葉とか通じんけど、探してる、細胞が探しているよ。ばかじゃんはははゆるくわらった、愛してたけど忘れそう、価値が流星になって。ここは大気圏内です。ここは四角い部屋です。ここは菜の花畑。ここは脳みそ。あ、海の気配。ぼくも海産物になりたい。ぼくも深海魚になりたい、先生。先生はなぜ先生になったの?先生はなぜ結婚をしたの?先生はなぜ。深い深い穴が空く、思考が汚染され思考が吸い込まれる、自分じゃない自分が小さな芽を出して、こんなもの見てたら命も大切にしたくなくなってくるよ。はしゃぎすぎのガキが自分と他人の境目をなくして横断歩道という概念をなくした、それはいつかの自分、というか現在進行形の自分。あーでもなんで無表情?こんなにはしゃいでんのに。張り付いた笑顔。所詮俺の笑顔は衝撃を吸収するクッションの役割でしかない。すいません。そんなスピードで落ちたら、いくら笑ってたって意味ないよ。小さなものいくつも切り裂く。ミクロな内部。よく見ないと見えないようなものをよく見ることはあまりない。女のこと信じてないからわくわくしない。というより自分のこと信じてないから。というより撤回、言葉にならない。せいぜいフロウする。やばくならない限り何もしない自分がやばくなっていることすら忘れてしまったらもう救いようがないじゃないか、機能しろセンサー。点滅しろ信号。知らせろ虫。教えろあらゆる先生。悪意を含んだ風に吹かれて、あ、また煙草なくなってるもう、月のそばに行きたい。ミスマッチする曲。過去大好き。懐かしくなくて、もはや新しい。俺って誰なんだ。豆乳飲みます。宣言します。許可をください。許しをください。