日報

あるいは遺書

りゅう

美しいという感覚について今説明している

何故こんなにもややこしい世界に留まっているんだろうか。エイリアンとか、人間とか、透明とか、不透明とか、もうどうだっていいじゃないか。ああだめだ、会話が続かない。セルフイメージはただの抽象的な線に変わる。無料だよ全部。手を伸ばせば届くんだ。気は確かか、問いかける。応答しなかった分だけ、何かがだめになる。強迫観念に駆られて、河原を走り出す。景色とかどうでもいい。どうせ流れていくんだから。精子は汚いからトイレにいく。マスターベーションはどうせ流れていくんだから。喉が渇いて仕方がない。輪郭が渇いてどうしようもない。欠片は、更に粉々に砕かれて、道はどこまでも果てしなく開けていて、太陽は、照らしているのか照らしていないのか、よくわからない、見てなかった。意識してなかった、太陽のことを。太陽のことを放置していた。吐き気がする。ゲロは汚いからトイレにいく。四角い、壁と天井が。崩れる時は崩れるだろう、壁も天井も。何万年後、ぼくたちはどうしてる?新しい身体に憑依している?疲れ果てた文明は?宇宙戦争は?場所取りはいつまで続くんだ?椅子取りゲームの音楽はいつまで流れ続けるんだ?音楽には始まりと終わりがあるのが当然だろう?かつて、犯行の動機について聞かれ、ドラえもんが助けてくれると思ったと言った男がいた。それと同じようなことが、この世界で、この時空で、何度も繰り返されている、まるで反復するビートのように。あまりにもやる気がなさすぎるだろうそれは。俺はツイッターのことをSNSだと思っていない。俺はツイッターのことを呟き広場だと感じている。広場の中に何人もの人が散り散りで、みんなが孤独で、地面を見つめて。夜ぐっすりと眠るために、疲れ果てるまで遊び続けるしかない、ぼくたちは。まばゆいばかりの白に照らされて、白の中に溶け白の一部にされてしまって、犯した罪さえ忘れてしまいそうになる。つまり自然は人に考えることをやめさせる。ぼくの脳みそを動物の容積に戻す。原点に立ち返る。特異点以上でも以下でもなく、普通になる。裸になる。皮膚感覚だけがすべて。みんな寝ている。みんなどうでもいいと思っている。みんながみんな温かい塊になる。人類補完計画は成功していたんだ、秋の日に。みんな温泉に入りたいと思っている、タトゥーの人も、お酒を飲んでいる人も、障害者も、みんな。街の片隅から最低だという声がして、こどもの、王国で、木がにょきって生えて、にょきにょきってものすごいスピードで覆い尽くす、憂鬱や日常のすべて。生々しいすべて。線路はどこまでも続いているわけではない。ぼくたちは海を見るのが好きだし、ぼくたちは夕暮れを見るのが好きだ。美しいという感覚について今説明している。廃墟になる。今目に映っているものは。君は骸骨になるね。生きたくも死にたくもないし邪魔しないでくれ。存在を踊らせて流されて旋回、風か水かもうわかんないけど、君は呟いた、さてその瞬間に、テレビクルーが旅をする、様子を想像しているぼくの中のぼくの住人が、寄生虫が、声を上げて、歌を歌うのは美しいか、鬱なのか、対比すると混ざるから、それはそれこれはこれっていうことで。今日は出社しなくてもいいぞ。魂を抜く遊び、中学校で流行ったよね。雑音だらけだったっけなぁ、いや今でもそうか。団地の風景、染みだらけ、怪我しそうな遊具で、覚醒した子供たちが蝶のように不規則に、雑音として、特別な普通として。立ってる。二足歩行。素敵だよ、四足歩行もいいけど、やっぱ高いところが好きだろ、地面に依存しながら、地面のことを憎んでいるんだろ。お前、犬になったことないだろ。お前、ゴミを漁ったことって、ないだろ。まあ別にそんなことどうでもいいんだけどさ、と会話の節々で言っている。だったら存在するなよって言われても、何も言えないけど、だからと言って、存在し続ける存在が、大多数だし、そのようにして、季節は巡っていくのだと、先人たちは言っている。残酷な暇つぶしをしながら。時間工場。ぼくは、痛みも、喜びも、早く過ぎ去ってほしい。死にたいんじゃなくて、星になりたいんだよ、わかる?君がいつも見上げてる、あれだよ、あのひかり。何故だか知らないけど、いつも完成させたがっている。何故だか知らないけど、完成させないと金銭が発生しない。そして、試しにちょっと破壊してみるか、と言ってすべてが終わる。君の、君だけの破壊を、ぼくにもすこしだけ、と、欲望を露わにする。露わにした人間。昼間から。白い光の中に山並みは萌えて。呼吸が苦しくて、不潔な、旅が始まるぞ、その気になれば40秒で支度もできる。だって何もいらないじゃん、飯を食わなければ死ぬだけじゃん、野犬に噛まれたら痛いじゃん。大変なことが起こっているような顔をしている、公人たちは、いちいち。俺は世捨て人になったのか。欲望はなければいいと思う。愛しながら憎んでいるその複雑さが、鬱陶しくて遠ざけがちになってしまう。だけど割り切れると思っちょったら大間違いながやき、コミカルなデーモンが笑う(閣下ではない)、看板が示唆しているけど、アスペルガーゾンビのぼくは。あまり気にしていない。それについてはあまり思っていない。あまり情報がない。このまちが、かつて、森だった頃のことを思い浮かべる。広く、見渡せる高台から、それがとめどなく、ぼくの中に入ってくる。そうだ、良い時代になったのだ、素直になれ、大人しくしていろ。人の命の軽さなんて、当たり前だ。日々ぼくたちは分解されている。肉眼で確認できないバクテリアが、咀嚼する音が、きこえる。それを、音楽と呼ぶ。そして、たまには、愛と呼ぶこともある。厚いガラスの向こう、1メートル、向こう、には、無限が、ゆらゆら。煙が、もくもく。ドラッグをやれば、どうとでもなる程度の、人格のくせに、わかったような顔を、するな、と、言われ、悲しかった。ひとりぼっちだった。痛みは痛みのままだった。光は痛みに直結していた。ぼくの身体が茂っていた。茂っているぼくは刺激を欲しがっていた。そして辟易していた。薄い靄の中にいた。その薄さが、腹立った。いちいちうるさいと思った。消えろと言った。消えた…………。なんだ、ギャグか?漫画なのか。謝るよ。土下座をするよ。儀式をするよ。可能性を試すよ。辺りには金色のなんかが降り積もって、そこに意味を見出そうと必死に、うろうろしていた。やりたいことや言いたいこと。やり過ぎたことや言い過ぎたこと。緑の葉っぱが老いぼれて、そんな風景を、薄目を開けて。もう壊れた遊園地で遊びたくない。ジェットコースターが崩れ落ちて大変だ、猿もいるし。暗がりには幽霊がいて、友達になれない、というか手に負えない。記号の世界。いやだ、いやだ。儚くて苦しい、熱を出してる、痛ましい。欠片が突き刺さってる。欠片が、浅いところにも、深いところにも、満遍なく、無数に、きらめいて、異物として、からだ。たいせつなからだ。熱を出してる。汗をかいてる。悪いこと何もしてないのに。だが、極限状態においては、善と悪は混ざり合う。どろりマーブル模様。歪な美しさ。歪ではない美しさ?不自然でしょうそれは。あなたは何様のつもりなのですか。あなたはお金がほしいと思っているのですか。あなたは自分の存在を肯定したいと思っているのですか。今の世の中は過ぎて行く。0.2秒前の風景。弔いを済ませなければ。光のスープを、冷まさなければ。とりあえず責任を押し付けてそれで済むならいいけど済まないことの方が多いよね実際、だからさ、だからベッドインしようよまじで、簡単だよ、安易だよ、シンプルだよ本当に、リアルに、フェイクじゃない圧倒的に、正義、ジャスティス。働いて金銭を発生させていればそれがジャスティスでしょう人間としては、人間らしさとしては。それはともかくいい天気だし、笑顔が気持ち悪いと言われてもどうしようもないじゃないか俺自身は。所詮幸せには抗えないんだから、君は、君だけの幸せを今から規定しろ。日本語で。ニッポンゴで。NI PON GOで。そうですかと言われても、それで?と聞かれても、関係ないと思ってなきゃいかんよ。理由を考えてはだめ。理由を考えていると地獄に落ちる。ジャスティス。ジャスティジャスティス。爆弾。毒ガス。変なにおい。生きながら、腐っているにおいが、自分のからだから、しても。それでも、往生際が悪く、大切にしているもの。光り輝く。少なくともそのように見える。不変のように、見える。あいまみえる。愛まみれる。深海に沈んでいくアイラブユー。深海に沈んでいく観覧車。かなりかわいい。かなり甘い。発酵して。幽霊になって。夕景の背後で。介護するぼくはぼくを。わくわくさせる、ことが、独特な色、毒の色。ぼくの中に世界一のなにかあるかな。ギネス記録。あるかな。ないかな。見出してほしい。発見してほしい。海に、入って、ユリイカ、と。浮く。ああもうどうしようもなく浮く。重力と仲が悪い。重力に無視されている。ぼくも、拗ねてる、じゃっかん。先生に言わない。おかあさん家にいない。鍵。なくす。川に落ちるドブに。猫は寝転ばないしアルミ缶の上にみかんはない、夢を見るな、目を開けたまま。平日の、昼間から、武蔵五日市。それは、少しでもマシだと思った。複雑な風景は暮らしの中へ消えてゆき、このようにしてぼくは潜り、冷たい月を眺め見上げ見下ろす。どうでもいいことがどうでもいいままになっているということはものすごく素敵なことだからこれ以上森林を減らすなと言っている数多の声が。どうでもいいけど俺も同感。そのままでお願いします。