日報

あるいは遺書

りゅう

乳母車に乗った老婆

何故頑張らなければいけないんだということだけれども、冷たい影が地面に張り付いている、その震えを見ろ、醜い震えを。バンジージャンプ。 気分が悪い。お似合いの快楽なんていらない。怒れ。何をしてもいい。言い訳をするな。場所が悪い。空間が淀んでいるから。突然死ぬ。つまらない日差しになる。迫ってくる。女の一番嫌いな部分。居酒屋の店先で吐瀉物にまみれているだけの人。街は何のためにあるのか。国を殺したい。ミサイル発射。簡単すぎる。目の前にあるものをすべてなぎ倒したい。覚悟を決めるしかない。何故頑張らなければいけないのか。君は何を言っているのか。君を守りたいとしか思えない。ミサイル発射。2ちゃんねるで爆発しろと言われた。ミサイル発射。うろうろしてごめんなさい。ぐずぐずしてごめんなさい。まんこから生まれた僕ら。何もかも遠のいていく。避けられている。君の目の光が希薄になってくる。吐きそう。ぎゅうぎゅうに詰まっている。すべてのビルの中に働いている人がいる。資本主義の精神。空気が青い。小間切れの時空間。オリンピックとテロリズムのようなものに変質。床が開いて首に縄が食い込む。何を見ればいい。高速で回転しすぎ乙。馬鹿は馬鹿を殺せばいいし頭のいい人間は頭のいい人間を蹴落とせばいいさ、知るか、俺はこの震動を感じ続けて、体幹で、体感し続けて、保育園にいく、心の保育園、この世界には花を植える人がいる、花を植える人の花を植える精神だけを称賛したい、でも花を植える人だってテレビを見ながら軽々しく言葉を吐いて、そういう風に地球が回転して、最高だけど最低だ、生まれてきてよかったのに、残念だ。受け止め方で検索する。全部便所の落書きでしかなかった。当たり前すぎる。だから俺自身も高速で回転しすぎ乙。残念だ。まんこから生まれてきたとはいえまんこによって創造されたわけじゃない。そういうことを今考えてる電車の中で、そしてそれを誰かに言いたい、たまらない。ふざけるなよ、目を覚ませ。好きな小説の好きな登場人物に向かって喋る、叫ぶ、俺は諦めない、何一つ諦めない、生きていることは楽しすぎる、やりたいことがありすぎる。俺は一人になる。プライドを壊したい。おしっこがしたい。鳥が飛ぶ姿が完璧だ、人間の歩く姿は完璧だろうか、俺は今明確に朝を行っている。そんなに花になりたいならなればいいじゃん。空中事故、水中ちんこ、存在が掠れていくように金閣寺になった、わけがわからないときに生きていることを実感する、いっそ無限に細分化していきたい、君のことも、君の家族のことも、ハンバーグにしたい、大声で叫びながら河原を駆け抜ける経験をしたことがあるから常に光っていないと気が済まない人間になってしまった、怒りで壁に穴が空くし、その暗い黒の中に、勃起した太陽を突っ込んで、誰とも仲良くなりたくないと強く望んだ中学生時代のことを少しも忘れていない、残響音のような存在になりたいと思う時もたまにあるけど、大体全部人の目とか気にしてない、だって棒だし、傷についてしか興味がないから。そういった特殊な領域にちょっとだけはみ出た時、興奮する、感動する、宇宙飛行士になったような気分になるし、多分実際にそうなんだろう、言葉なんて何の意味もなくなる、街なんて今すぐなくなっていい。だからオリンピックに出よう欲望がはみ出したまま走りだそう人に迷惑をかけまくろう。害虫を捕らえる罠が木に巻かれていて、あの中に俺がいるかもしれない。

酒とか覚醒剤を自分の脳の内側に持て

雨が降っている。これは真実だ。自分の戦場で戦ったこともないのに、もう春の気配がしている。虫のように敏感に察知している。他の物はもう何もいらないと思いたい。人工的な光を浴びて人工的な影を産み出して。燃える。魂とかが非現実的な空に溶けていくような不気味な様子、嘘がつけなくなっていく。鉛筆削りで削らなきゃ。コッペパンが流行っている。何となくその躍動がスローに感じるとき。煙草の燃える速度が南アルプスの山並みに共鳴し始める、特殊な電磁波がまとわりついて、水面に映る一粒の光の中に、本物の白さを見る。つまり真空がある。鏡に映さないで。トイレに流さないで。泣かないで。鳥のように歌ってたい、名前のない生き物たちはリラックスしている、リラックマできる、他の物はいらない、他の物は目に入らない、他の情報は処理しない、溺れていく感じじゃない、ほぼ終わっていく、満タンにしたレギュラーを飲む、子供の国にも入国審査がある。模型なんだよ所詮は。没入感。窓越しに巨大な魚を見る、夕景の中を泳ぐ、足りないだろう、酸素や二酸化炭素、名前は忘れたけど思い入れのあるやつ、段ボール箱に詰められて、どこに移動していくのかわからない、忘れた方がいい。トンネルの上を歩く、つまり、天井を、山道を。教室の窓を突き破るイメージ。屋上から見える駅の中身。歌が渦巻く、熊がくるまる。紫が染み出して、絶望的だとしてもこんなにも地球上は豊かで、たくさんの国境がありすぎる、葉っぱの匂いが、風に舞う砂が耳に入ってくる感じが、する、深く垂直に潜っていく行為には、力がいらない、必要ない、息できない場所でも息しろ風呂入る時間なくても風呂入れ。滑り台を滑り落ちる。生き物であるということをどんな風に意識すればいいのかいつも迷う。多角的な面がありすぎる、どんな立体なんだこれは。これから俺はステージに立つ、人工的な光の中に、人工的な喜びの中に、海の底や異国の大地を見出だす、つまり俺は電車に乗っている、人間よりも圧倒的に速くて攻撃力に満ちている、だけどのんびりとした眠たそうな目の電車に、その座席に。素敵なものが多い、だけどゲロを吐きそうになる、同じ言葉を何度も呟きながら、自分自身の細胞をもう一度振り返る、正しくても間違っていても、傷つけても無関心でも、金属が錆びていく、腐食されていく、何に?そんな風に、YouTubeで動画を見続けるように疲れながら日常が過ぎていくなら、骨を折ってやる、内臓の蠢きを感じさせてあげる、季節と季節がぶつかり合って、衝撃と余韻を残す、0dbを超えている、ロールシャッハテストで最初に目にしたもの方へ歩き出せ、自分自身なんて崩れ落ちていいから、酒とか覚醒剤を自分の脳の内側に持て、裸で、頼りなく、温度を汚して、無限に拡大しながら、つぼみの中に収まりながら。非常階段のイチバンウエから見える景色。空は重すぎる。公園でぼんやりしているおじさんの宇宙、想像する、道端に寝そべりたい、曇り空に捕まって移動したい、体育館の二階みたいなところに行きたい、どうしても行きたかった。尖りまくった刃物で地面をほじくる。俺は花を植えない。俺は花を食べたい。聖歌が染み込んだステンドグラスの中に入って昼間の光を見る。見る。大したことないことなかった。やばすぎると思った。その感覚が今も背景放射のようにいつまでもまとわりつき過ぎていて日常が魔法のように形が、もう、ほら、見て、形が、全員ぶち犯す。ほとんど世界に対して影響を与えないというのに、この圧力は噛み合っていない、身体がなぎ倒されて、無数の欠損が沸いてくる、頭のてっぺんから足の指先まで錯覚に満たされて、考えない方がいい、行為をしろ、トンネルを潜り抜けるたびに胃の中が膨らんでくる、そして空白について知る、できるだけ素敵なものをたくさん食べたい。病んでいるかどうかなんて大して重要じゃないんだよ、だって人間はすべて壊れているから、自分が自分であるかどうかとても不安に思っているから、アルバイトをしていても、授業を受けているときも、終わらない残業をしながら、総括的な人生について考えている余裕なんてないはずなのに、壁の中から現れる、夕暮れの奥に巨大な目がある、それらの感覚をすべて一ヶ所に集めて、濃縮したものがこちらです。やけに重たいオイルです。是非携帯してください。自転車に乗っている時も、プールで平泳ぎの練習をしている時も。今まで何個のケーキを食べただろう、数えておけばよかった。もうすぐぼくは旅に出る。自分勝手な尺度で地球を測量する。だらしなく横たわっているわけにはいかないんだ、この鍋じゃぐつぐつ煮えるマグマを体感することはできないから、自分を鳥だと思い込む、主観だけがすべてだ、だから地面に向かって垂直に突き刺さっているわけにはいかないんだ、助けてくれ、おぼろげな幻、渦巻き、抽象的なものだったらなんでも持っていける、記憶とか。集団行動に興味はない。もう自分の顔を見ることもない。さようなら。すべてと形容するしかないものにもみくちゃにされる感じは最高、公園でドングリを拾っていたあの頃、ジャングルジムに紐を巻き付けていたあの頃、それは特異点、小さな変な穴、だけどその吸引力は、もう足りない、未来が見たい、

今までこの地球上で死んでいった膨大な数の人間が、膨大な数の生き物たちが、みんな気持ちよく死んでいったのだとすれば

そして日常がぽんと弾き出される。ポップコーンデイズ。実際は痛いそして熱い。なんとなく風景が回りくどい。丘の上にずっと立っていたい風に吹かれていたい。いいっすか?今日は。それか鮫になりたい。この気持ちをわかってもらいたい。伝達という手段をいつも気にしている、俺はそれを極めようとしている、多分超能力だ、創造主の意図に触れる、0と1を直接的に見る。目撃する。橙色に染まる空の向こう側へ。とても溶けやすい心のまま。帰る人達。止めどなく。原っぱに寝転がる。東京スカイツリーと富士山。マントルの温度を感じろ。挽き肉になる。ずっと手術されているような気分。不安になるような音が骨を通して響く。メモリの幅が不規則に変動、風の中に鉛の重さを見出だして、輝き足りない、立ち向かい足りない、もっと浄化されたい。温泉に入りたい。戦いと休息を混同する。この家は終の住み処ではなく拠点に過ぎない。ライフを火にくべる、一気にマイナスになる。二人でいるとき、一人でいるとき、その色、形、重さ、声、ボタンの留めかた、ガソリンの揺れかた、マリファナラーメン。詰んだ。でも大丈夫。それは合言葉。魔法の言葉は自分でつくるんだよ、右脳と左脳を共鳴させて。光の中に入ることもできる、だって大丈夫でしかないと身体の芯から感じる、具体的な感覚、これを疑うこと自体が馬鹿げているんだ。君のことが好きだ。結婚してくれ。花という花が咲き乱れそして散っていく。道という道が祝福されている。プラスチックの時計を溶かす。ヘビーローテーションヘビーローテーションする、シンプルに、簡単に。海蛇を見たことがあるか?知らない人に手を振る。ツノが生えた人を見つけるのが上手い。喫煙所で忘れられているサラダを持って帰る。空気になったら何がしたいか考える。森の奥に掘った穴を何に使うか考える。葉脈を通過して、緑の光が染み込む。動画の再生数やフォロワーの人数じゃない、重要なのは、真実は、顔は、服は。幸せになりたいと鏡に向かって10回言ってみろ、そうすればすべての答えがわかるはず、だけど重要なのはそこじゃない、顔は、服は、その答えをこの人生でどう使用するか、どう消費するか、わからなくちゃ、心を開いて。無駄だったすべての出来事へ愛を込めて。珈琲を飲みケーキを食べる。消費量が半端ではない。思いを巡らせる。空の彼方や海の底や大地の気持ちについて、雨の日も晴れの日も、皮膚が痒くても、炊飯器の中の米が発酵していても、かけがえのない家族団欒の機能が不全だとしても、弱肉強食という真実がネガティブなイメージと共にネット上で拡散されていたとしても。実際、死ぬときが気持ちいいんだとしたら、こんなに素晴らしいことはない、もっと生きていたくなる、細胞を増殖させてみたくなる、意味と無意味がシュレディンガーの猫の箱の中で重なりあっているようなもの、かなりエキサイティングでぞくぞくする。今までこの地球上で死んでいった膨大な数の人間が、膨大な数の生き物たちが、みんな気持ちよく死んでいったのだとすれば。地球は、青いから好き。ああそしてぐるぐると回るあれ、あれが、もう止まらないんだなとわかる、そうあれが、物理法則によって自動的に加速し続ける、進んだり戻ったりして、表面に張り付けたグラフは、もう破り捨ててもいい、勢いよく列車に飛び乗る夢を見た。嘘と本当のちょうど中間地点で地平線を見た。光は屈折する。水の中の不思議な紋様。ある物語。長いのか短いのかわからない。遠くても近くてもどうでもいい。手を伸ばせばある奇跡。あと歩いて行ける場所。夏のいいところと冬のいいところを鍋で煮る、温度について学ぶ、青空の中に煙が溶けていく。ゲロを吐くと楽になる。すべての毒素を放出し終えたら、また歩き出そう、この旅をどうするつもりなんだ、未来から過去に向かって吹く風や流れてくる雲、思いつくことならなんでもできる、必ず、それがわかる、ナイフランプ鞄に詰め込んで。夜を泳ぐ楽しみ。抽象の梯子を降りる。ページをめくりながら過去に戻る。風景を眺めながらうんこをする。透明人間にもなれる。自分自身があらゆる場所に遍在している。それも不思議じゃない。宇宙に向かってスピーチをする、そうあるべきだ、認識できる範囲内なら、すべての場所に行くべきだ。玄関のドアを開けた瞬間に包まれる、あの異質な空気が好きだ。